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2015年10月14日水曜日

モノクロ画をペイントソフトで彩色


趣味で水彩画を描いていますが、描いた絵をパソコンに取り込み画像ソフトを使って彩色する方法を紹介します。

題材はスクラッチボードに描いた飛火野の巨木です。
これは版画のような白黒の絵です。

この絵において木の生命力を表現してみましたが、これに彩色してみたらどのようになるか思い悩んでいました。
そこで、パソコンを使ってシミュレーションすればと思い、Windows付属のペイントソフトを使って彩色を試してみました。
この方法、なかなか面白い表現方法と感じましたので、ここに紹介します。

まずスクラッチボードに描いた「飛火野の巨木」の原画を写真に撮り、パソコンに取り込む。
余り大きな画素サイズですと画像編集の作業が大変ですので、1024×768ピクセル以内にするのが適当かと思います。


Windowsには附属で「ペイント」ソフトが付いていますので、これを使用しましたる。
勿論もっといいソフトがいっぱいありますので、これを参考に活用されてもよいと思います。

  • 原画の写真データを読み込む。
(画面の一部はカットしています)

  • 彩色したい色を選択する。
(上の画像の一部を拡大表示しました)

  • 代表的な色が表示されていますが、なかなか思うような色が無い場合は色の編集ボタンをクリックしまと下記表示が現れますので、好みの色を虹状の表示の中からトンボマークで指定し、色の追加をクリックします。
    これでかなりの色調が選択できます。


  • 次に描くブラシを選択します。
    この作品では大半を右上の「スプレー描き」を使て、ごく一部ですが「ペン描き」を使用しました。
    但し、色のはみ出しなど気にしすぎると“べたっと”した彩色になってしまいますので、思い切って軽快にマウスを動かしながら描くのが良いと思います。



  • まず、明るい緑色をスプレーブラシで彩色してみました。



  • 水彩では水の量や筆圧で微妙な差が出せますが、パソコンではどうしても画一的な色合いしか出せません。
    よって、次に葉っぱに濃淡が出るよう、明るい緑の一部に重なるように少し濃いめの緑色を彩色してみました。(画面は縮小表示しているため余りはっきりしませんが、原寸では違いが判ります)



  • 木立や葉っぱの間から覗く空の色を彩色してみました。



  • 巨木に木肌の感じがでるよう彩色してみました。
    但し、余り彩色しすぎると巨木の生命力が損なわれてしまいそうなので、要所のみの彩色としました。



  • 地表近くにできる青ぽい影の部分を彩色。(グレーぽい青にしたかったけれど、原色に近い青になってしまい、ちょっと気になっています。手直しすべきかは後日の課題としておきます。)



  • 下草部分にも彩色してみました。



これで完成です。

それぞれのステップごとにデータ保存しておいたので、気に入らなければ前に溯ってやり直しができます。

一気呵成に作成しましたがパソコンを使えばやり直しがききますので、思い切って彩色することができました。 
更に面白い表現ができないか引き続き考えて見たいと思っています。

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